手持ちのSSDとHDDで擬似 Fusion Drive を自作、旧 Mac で使うハック
http://japanese.engadget.com/2012/11/02/ssd-hdd-fusion-drive-mac/

アップルが先週のスペシャルイベントで発表した Fusion Drive といえば、128GBのフラッシュストレージと1TB / 3TBのHDDを組み合わせて、速さと大容量のいいとこ取りをうたうストレージオプションの名称。
今のところは 新 iMac と 新 Mac mini でのみ選択可能ですが、自前のSSDとHDDを組み合わせてMac Pro で自家製 Fusion Drive を実現した猛者が現れました。
Fusion Drive は、起動プロセスやユーザーの使用パターンを学習して、よく使うアプリやデータはフラッシュメモリに、低頻度アクセスのファイルはHDDに自動的に割り振ることで体感上の速度と大容量を実現します。
いわゆるハイブリッドドライブ製品の多くがドライブの内部にフラッシュメモリとコントローラを載せてシステムからは透過的に処理するのに対して、Fusion Drive は OS X がソフトウェア的に処理する点が特徴です。(SSDをキャッシュとして使うアクセス高速化ソフトは特に新しいものではなく、SSD の付属ユーティリティに含まれていたりします)。
Mac や iOS のアプリ開発者 Patrick Stein 氏が公表したのは、手持ちのSATA 接続 SSDとUSB接続したHDDを OS X に Fusion Drive として認識させる設定。アップルの公式サポート文書などをヒントに、ターミナルから diskutil をコマンドライン操作して設定します。
実際のコマンドと、書き込んでみた実験結果はリンク先へ。ひとつの論理ドライブとして認識させた自家製 Fusion Drive にファイルを書き込んでさまざまなパターンでアクセスしたところ、ファイルが両方の物理ドライブにコピーされることや、アクセス頻度を変えるとHDDからSSDに「キャッシュ」される動作を検証しています。
作者も実用にはしたくないという実験ではありますが、「フュージョンドライブ」の語感が好きだ、「擬似」が付くともっと興奮(?)するという Mountain Lion ユーザ各位は試してみましょう。
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