任天堂と提携するテンセント・ホールディングスが4日、「スイッチ」の中国販売について新たな情報を発表する。アナリストらは「据え置き型であり携帯型でもある」という特長が、世界最大のゲーム市場に受け入れられる可能性に期待している。 テンセントは3日、ソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」の公式アカウントで、新情報を4日に公表すると説明。任天堂株は4万4390円と2018年5月31日以来、1年半ぶりの高値で取引を終了した。 オランダの調査会社ニューズーは、2019年の世界のゲーム市場は前年比7.2%増の1488億ドル(約16兆円)と予想する。中国市場はトップを維持する見通し。 任天堂は03年に中国語対応にした家庭用ゲーム機を販売し、05年にはDSも売り出したが、成功しなかった。 米国モーニングスターの伊藤和典アナリストは、今回は「ダウンサイドリスクは思いつかない」とした上で、「想定以上に売れるかもしれない」と述べた。 ただ、中国以外でテンセントの協力を必要としていない任天堂と、海外に足掛かりを得たいテンセントとの「思惑の違いが、任天堂にとっては長期的リスク」になる可能性はあるという。 …
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