過疎化が進む愛知県新城市の山あいの地域で、緊急時に備えてAEDをドローンで配送する実証実験が行われた。  実証実験は、ドローンの新たなビジネスモデルにしようと愛知県が行ったもので、新城市作手地区の山の中で急病人が出たという想定で始まった。  約1.7キロ離れた目的地に向けて発進させたドローンは、高度100メートルほどの高さで飛行し、10分あまりすると目的地に到着した。  このドローンは、重さ20キロまでの荷物を運べるということで、愛知県は実験をもとに課題などを洗い出し、速やかにAEDを配送できる 効果的な方法をさらに検討している。  新城市企画政策課の杉浦達也課長は「過疎化が進む地域では、救急車を運用したり人がAEDを運んだりするのは難しい。 ボタン1つでAEDを配送できるこうした取り組みの実用化が期待されている」 と話した。 …
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