2014年の第2四半期の間に4,370万台のiPhoneを販売したAppleは、競合する他のハイテク業界会社よりも着実に業績を伸ばしており、単年度のiPhoneの販売台数が２億台に達するかもしれないそうです。
 

iPhone Maniaによれば、単年度のiPhoneの販売台数が２億台に達することの要因に「iPhoneのアメリカでのシェアが41.3%」「次期iPhone6は新たなるアップグレードを用意」「iPhone4とiPhone4Sの両機種合計で2億台」といった項目をあげています。

「iPhoneのアメリカでのシェアが41.3%」

ライバル社であるサムスンが発売したGalaxy S5や他社の大型ディスプレイ使用のスマートフォンなどの影響で３月に売上げが落ち込んではいるものの、iPhoneのアメリカでのシェアを獲得し続け、iPhoneのアメリカのシェアは41.3%にのぼっています。

「次期iPhone6は新たなるアップグレードを用意」

次期iPhone 6では4インチから4.7インチへディスプレイを大型化することや、A8プロセッサの搭載、高解像度化したディスプレイの採用、モバイル決済サービス対応のためのNFC、最新のiOS8の搭載というように多くのアップグレードが予想されユーザーとしてはとても魅力的なものになっています。

「iPhone4とiPhone4Sの両機種合計で2億台」

これまでAppleは、iPhone4とiPhone4Sの両機種を合わせて2億台販売しており、古くなったiPhoneのユーザーが、iPhone 6に機種変更することがAppleにとって最も良いシナリオとしています。２億台分すべてのユーザーがiPhone 6への機種変更をすることはないと思いますが、明らかに多くのユーザーが変更することが予測されるであろうとしています。

このような要因を合わせると２億台という大台に乗る可能性は高いのかもしれません。

なお、WWDCでiPhone 6を発表し、６月から７月に発売するのではと予想しているアナリストや関係者も多く存在しており、従来通りの９月よりも販売開始が早くなるかもしれないということもあり、今年最終の第4四半期だけで6,000万台以上のiPhoneを販売することになるのではないか、と予想されています。