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ビデオ再生機能が復活して縦長デザインに回帰 - まだまだ進化と変化を続ける「第7世代iPod nano」

ビデオ再生機能が復活して縦長デザインに回帰 - まだまだ進化と変化を続ける「第7世代iPod nano」
http://news.mynavi.jp/articles/2012/10/22/ipodnano/001.html

2005年に発表された第1世代から数えて、7世代目の製品となる新しい「iPod nano」が、9月12日のスペシャルイベントで発表された。その後約1カ月たって店頭に並んだ、この製品のインプレッションをお届けしよう。

第7世代iPod nano

iPod nanoは"もっとも変化の大きいiPod"

はじめに、「iPod nano」は、他の"iPod"シリーズと比べ、形状や使い勝手が大幅に変わる製品であることを覚えておきたい。例えば、「iPod shuffle」は、その名の通り"シャッフルして聴く音楽プレイヤー"というのがシリーズの明確なコンセプト。また「iPod touch」は、たんなる音楽プレイヤーというよりもiOSを搭載してApp Storeからさまざまなアプリを導入可能、カメラや無線LANも装備したマルチユースの端末だ。

では、「iPod nano」の立場はどうなのだろうか。iOSは搭載していないから、App Storeからアプリを入れることはできない。また、iPod shuffleほど軽くはない。そんなiPod nanoが目指すのは、"メディアプレイヤー"としての進化だ。

これまでのiPod nanoに求められてきたのは、iPod shuffleよりも自在に音楽を楽しめて、音楽に特化したぶんiPod touchよりシンプル――ということだったといえるだろう。だからこそ、iPodの他のラインナップの変化を受けて、そのスタイルや機能が世代ごとに大きく変わることにもなった。

iPod nanoの特徴を世代を追って見てみると、第4世代で動画の撮影に対応、第5世代で動画専用のカメラを搭載、第6世代はタッチパネルの採用に伴うデザインの大幅変更(スクエア形状、クリックホイールとカメラの排除)、そして第7世代で再びのデザインの変更(縦長形状への回帰、物理ボタンの復活)と変化を続けている。iPodファミリーの中でもっとも世代を重ねている製品であるといっても、その機能やコンセプトは毎回少しずつ修正されている。共通しているのは、"手軽に音楽を持ち出せるプレイヤー"という1点であり、iPod classicに新しいモデルが登場しなくなった2010年以降は、Appleの音楽プレイヤーの中核製品としての役割も担うようになっている。

同梱物。ヘッドホンは「Apple EarPods」になっている(ただしリモコン/マイクがないバージョン)。コネクタの変更に伴い、ケーブルはLightning-USBケーブルになった

縦長ボディとビデオ再生機能が復活、コネクタはLightningに

ではここで、第7世代iPod nanoのスペックをおさらいしておこう。まず、容量は16GBモデルのみで、カラーは7色(Apple Store限定カラー「(PRODUCT) RED」を含めると8色)。サイズは、W39.6×D5.4×H76.5mmで重量が31gとなる。左側面に音量調節と再生・停止の物理ボタンを備えているので、画面を見ないでも最小限の操作はできるようになった。

左側面には、音量調節・再生/停止のボタンが復活している

ディスプレイには、対角2.5インチ(240×432ピクセル、202ppi)のマルチタッチディスプレイを採用。この変更と合わせて、第6世代モデルでは省略されていたビデオ再生機能が復活しており、メディアプレイヤーとしての価値も向上している。ただし同じく第6世代モデルで省略されたカメラ機能については搭載されておらず、第7世代モデルの"プレイヤー"としての性格付けを感じさせる。

ディスプレイは対角2.5インチ。縦横比はほぼ9:16なので、横置きにすればワイドサイズのビデオを観るのにはぴったり

また、同時発表されたiPhone 5や第5世代iPod touchと同様に、通信・充電用のコネクタが、従来の30ピンDockコネクタからLightningコネクタへと変更された。Dockコネクタ-Lightningの変換ケーブルが2種類(変換コネクタタイプ変換ケーブルタイプ)用意されており、それらを利用すれば従来の周辺機器を利用できるようになるとはいうものの、ダイレクトに接続できなくなるのは、正直痛いところだ。

底部には3.5mmのステレオヘッドホン端子と、ウワサのLightningコネクタを備える

ちなみに上部には前モデル同様、電源オン/オフおよびスリープ/スリープ解除のボタンがある

右側面には何もない


Bluetooth 4.0搭載により、単体でのワイヤレス出力が可能に

そのコネクタの変更とおそらく無関係ではないのが、新機能である「Bluetooth 4.0」の搭載だろう。これにより、iPod nanoでBluetooth対応スピーカーから直接、ワイヤレスで音声を再生できるようになる。Dockコネクタを利用する周辺機器でもっとも多いであろうスピーカーについては、ワイヤレスのBluetooth接続に移行させたい考えがあるのだと思われる。

底部にある白い部分がBluetoothモジュールと思われる

設定画面にはBluetoothのオン/オフの項目が用意されている

Bluetooth搭載についてはもうひとつ、iPod shuffleとの差異化ポイントという面もある。より手軽で持ち歩きというより"装着"という感覚のiPod shuffleに対し、ケーブルのわずらわしさから解放されうるiPod nano……という性格付けで、携帯時の使いやすさの点でも違いをよりはっきりしたといえる。

単体で使えるフィットネス機能。PC/MacのiTunesと同期する際に、記録したデータを「Nike+」のサイトにアップロードして管理できる

また第6世代モデル同様、今回もNike+と歩数計は本体に組み込まれており、専用のレシーバーやシューズを利用しなくても歩数や距離、ペースを記録・確認できる。さらに前述のBluetooth対応により、スポーツ向けのBluetoothヘッドホンとの組み合わせでケーブルレスの音楽再生が可能になったため、これまでケーブルが引っかかってしまって難しかった複雑な動きを伴うダンスなどの練習時にもヘッドホンで音楽を楽しめるようになる。これまで以上にフィットネスに向いたiPodとなったわけだ。

まとめ――必要にして十分なメディアプレイヤー

iPod nano(第七世代)を単純に言い表すなら、"必要十分なメディアプレイヤー"ということになるだろう。音楽やビデオの再生、FMラジオ、iTunesを利用した音楽の購入という下地に、「Nike+と歩数計」のフィットネス要素、Bluetoothによるケーブルレスの促進という付加要素を組み込んでいる。

初期状態のホーム画面その1

初期状態のホーム画面その2

当然と言えば当然だが、設定画面はiOSデバイスに比べてはるかにシンプル

価格は12,800円と第5世代iPod touch 32GBモデル(24,800円)の約半額。iPod shuffleの4,200円にくらべれば高いが、容量や機能の違いを考えれば、割高ということはないだろう。通勤・通学、そしてフィットネスのお供として"メディアプレイヤー"を探しているなら、十分に魅力的な製品であるというのが筆者の評価だ。

なお、第7世代iPod nanoの初期ロット品は製品バージョンが1.0となっているはず。しかしすでにAppleからバージョン1.0.1のマイナーアップデートが公開されている


http://news.mynavi.jp/articles/2012/10/22/ipodnano/001.html








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